ウラ話大全URA-BANASHI
UMA・未確認生物 / プエルトリコ・中南米

家畜の血を吸う怪物チュパカブラが実在する

ある朝、牧場に倒れていたヤギ。首には小さな二つの穴、そして体からは血が消えていた。

Since:1990年代〜現在Evidence:3

1995年、カリブ海に浮かぶプエルトリコ。ある朝、農家の人々が目にしたのは、ぐったりと息絶えたヤギやニワトリの姿でした。首元には小さな穴が開き、体の血が吸い取られたように見える。同じような被害が島のあちこちで相次ぎ、人々は恐怖に包まれます。しかも、周りには血だまりがほとんどなかったと言われます。

犯人とされたのが、スペイン語で「ヤギの血を吸うもの」を意味するチュパカブラです。目撃者によれば、体長は1メートルほどで二本足で立ち、大きな黒い目をしていた。背中には棘のようなものが並び、カンガルーのように跳ねて逃げたと言われます。

噂は海を越え、メキシコやアメリカ南部、南米へと飛び火しました。各地で家畜が襲われるたびに「またチュパカブラだ」と報じられ、テレビのニュースやタブロイド紙をにぎわせます。やがて、その姿は二本足の怪物から、毛のない犬のような四つ足の獣へと変わっていきました。

2000年代にはアメリカのテキサス州などで、毛がほとんどなく、灰色の皮膚をした奇妙な動物の死体が見つかり、「ついにチュパカブラの死体か」と大きな話題になります。宇宙人のペット説、秘密実験の生物兵器説。正体をめぐる想像は、今もふくらみ続けています。

  • 被害が同時多発した

    短い期間に多くの家畜被害が報告されたことから、何らかの未知の捕食者がいると考える人がいます。

  • 血を吸われたような傷

    首元の小さな刺し傷と、血が抜けたように見える遺体は、普通の野犬などの仕業とは思えないと語られてきました。

  • 死体まで見つかっている

    毛のない奇妙な動物の死体が実際に何体も回収されており、写真も残っています。目撃談だけではない、という点が強調されます。

アメリカ南部などで見つかった毛のない動物の死体は、DNA検査などによりコヨーテや犬だったと報告されています。疥癬(かいせん)というダニの感染症にかかると毛が抜け落ち、皮膚が厚く硬くなるため、別の生き物のように見えることがあると説明されています。

家畜の「血が抜かれた」ように見える状態も、死後に血液が体の下側にたまることなどで説明できるとされます。また、最初期の目撃証言の姿が、同じ1995年に公開されたSF映画のクリーチャーに似ていると指摘した調査者もいます。ただ、プエルトリコでの一連の被害の真相がすべて解明されたわけではありません。

ちなみに、チュパカブラは誕生から30年ほどしかたっていない、とても新しいUMAです。それでも今や中南米では定番のキャラクターとなり、映画やアニメ、ゲームにもたびたび登場しています。古い伝承を持つ怪物が多いなかで、テレビとインターネットの時代にここまで一気に広まった例は珍しいと言われます。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら